「一度、御縁さんに相談してみたいんです。ただ、何を持っていけばいいのか分からなくて……」
サービスの説明ページを見て、電話やLINEの手前で止まっている方から、この言葉をよくいただきます。
頼みたい気持ちはあるけれど、こちらで用意しておくものが分からないから動けない——という止まり方が、いまいちばん多いと感じています。
この記事は、「相談する前」だけに絞って書きました。御縁 GROWTH がはじめての相談でお聞きすること・お聞きしないこと、こちらから最初にお出しする資料、準備は不要でもあると話が早い4点、そしてお受けしていないケースまでです。
先に「持ち物リスト」の答えを渡してしまいたいと思っています。決めるのは、そのあとで構いません。
目次

1. 「相談の前」で止まっている人がいちばん多い
まず、いま何が起きているのかを見ておきます。
中小企業基盤整備機構が2026年3月に公表した「中小企業のAI等の利活用に係る実態調査」(全国の中小企業10,000社に配布・有効回答1,668社)では、AI・デジタル化を進めるうえでの障壁の1位が「具体的な活用場面が不明」で35.6%、2位が「導入を推進する人材がいない」で32.0%でした。
さらに同じ調査で、必要な情報として不足していると答えられたのは「成功事例・活用事例」が83.3%と突出しています。
私自身、お問い合わせの前段階で立ち止まっているご相談者から、「持っていくべき数字は何ですか」「うちの体制図を先にお送りしましょうか」と質問をいただくことがあります。でも実は、事前に用意していただくものは、ほとんどありません。
「準備が要る」と思うから止まる。この記事はその止まりを外すために書いています。
2. 御縁がお聞きすることは、3つだけです
御縁の入口は、オンラインか対面での無料の初回相談(30〜60分)です。ここで営業資料の説明はしません。
お聞きすることは、次の3つだけです。
1. いま、何に困っているか(起きている症状。例: 「アクセスはあるが問い合わせが増えない」「LINEを作りたいが月額と買い切りのどちらか分からない」「変更協議資料に時間が取られている」) 2. いつまでに、どう変わっていたら助かるか(数字とは限りません。「秋の展示会までに」「決算が終わるまでに」でも十分です) 3. 社内で誰が窓口になれるか(決めごとの返事が返ってくる人が1人いれば、話は進みます)
このうち、「答えが決まっている必要はありません」。むしろ、決まりきっていない段階のほうが、あとから中身が歪みにくいです。

「困っていることが1つに絞れない」「秋までにどう変わりたいかまでは考えていない」——ここで大丈夫です。その場で一緒に整理していきます。事前に会議を開いてから、というご相談者もいらっしゃいますが、必要ありません。
3. 逆に、この段階では「お聞きしません」
聞かないことも、決めています。理由と一緒に書いておきます。
- 予算: 先に予算を伺うと、金額に合わせて中身が歪みやすくなります。「その予算では、こういうことができます」という順序ではなく、「お困りごとに対して、いくらでできるか」の順序でお話ししたいので、この段階では伺いません
- 詳しい体制図・組織図: 決めごとの窓口になる方が1人いれば十分です。組織全体の話は、進めることが決まってからで足ります
- 契約の話: 初回相談の段階では、私の側もご相談者側も情報が足りません。「今日この場で契約を」というお話は、こちらから絶対にしません
これは「先に聞かないほうが、最終的にいい仕事になる」からです。お互い、進めるかどうかを決められるだけの材料が揃ってから、契約の話に進めていく形にしています。
4. 御縁が最初にお出しする資料は、3種類です
相談の後、その日のうちか翌営業日までに、こちらから3種類の資料をお送りします。すべて無料で、この段階で費用は一切いただきません。

4-1. 初回相談メモ(A4・1〜2枚)
伺ったお話を、私の側で言葉に置き直して整理したものです。「言った・聞いた」の記憶違いを防ぐため、こちらでメモに落として、認識ズレがないか確認していただきます。
書くのは、聞いた3つ(症状・変わりたい姿・窓口)と、その場で見えた現状の見立てです。
4-2. 御縁でお役に立てそうか、の正直な判定
伺ったお話に対して、御縁でお役に立てそうかを「はい/別の会社さんのほうが向いています/今すぐでなくても大丈夫です」の3択で正直にお伝えします。
「うちにできないこと」を並べた資料も、この中に入ります。詳しくは6章に書きます。
4-3. 進めるとしたら、1ヶ月目の見取り図
3-1の判定が「はい」だった場合のみ、1ヶ月目に何をどの順序で進めるかの見取り図を1枚お出しします。
進めるかどうかを決めるのは、ここまでの資料を見てからで構いません。この見取り図をお送りしたあと、こちらから催促のご連絡はしません。ご相談者側のペースで決めていただきます。
1ヶ月の中身をもう少し詳しく知りたい場合は、別の記事に書いています。
5. 準備は不要、ただし「あると話が早い」4点
くり返しになりますが、事前準備は要りません。ただ、もし手元にあれば、初回相談で1歩深いところまで話が進みます。用意していただかなくて構わないので、目を通す程度で読んでください。

5-1. サイトのURL、公式LINE ID、SNSアカウント(あるもの)
「うちの入口」を先にお伝えいただけると、相談の場でその場で開いて一緒に見ることができます。
5-2. GA4のアカウントを見られる人がいるか
GA4分析のご相談の場合のみです。「見られる人がいる/いない/そもそも入っていない」のどれか一言で十分です。数字を集めていただく必要はありません。
5-3. 社内で週に10分いただける人がいるか
御縁は伴走のかたちが多いので、社内に週10分いただける窓口の方がいるとペースが崩れません。「その10分もない」場合は、進め方の設計から変えます。
5-4. この1年で試したこと(うまくいかなかったこともぜひ)
「試したけど動かなかった」ものが分かると、同じことをもう一度おすすめしなくて済みます。うまくいかなかった話ほど、こちらとしては助かります。
6. こういうご相談は、お受けしていません
信頼を作るために、お引き受けしていないケースを先にお伝えしておきます。
1. 短期間の成果保証を求められるご相談(「1ヶ月でアクセスを2倍に」「3ヶ月で問い合わせを10件に」など、数値の保証はできません。断言している業者はいますが、御縁ではやりません) 2. 「全部お任せ」で丸投げのご相談(判断や最終確認まで外に出す関わり方だと、良い仕事になりません。社内に週10分の窓口の方がいらっしゃる前提でお引き受けしています) 3. 既存の外注先を隠したまま並行で頼まれるケース(現在の制作会社さん・広告代理店さんとバッティングすると、成果が誰の手柄かも分からなくなり、双方にとって不幸です。事前に一言お伝えいただくだけで大丈夫です) 4. 他社さんのやり方を批判してほしいご相談(「あの制作会社の対応はどうか」というご質問には、原則お答えしていません)
これらはお断りしているというよりも、お受けしても良い結果にならないことが分かっている領域です。ご相談の段階で該当しそうであれば、その場で正直にお伝えします。
7. 相談の後は、ご自身のペースで
3種類の資料をお送りしたあと、こちらから催促のご連絡はしません。1週間で決めていただいても、2ヶ月寝かせていただいても、構いません。
「この人には頼まない」と決めていただくのも、こちらにとっては大事な情報です。「今回は御縁さんではなく別のところにお願いします」とはっきりお伝えいただけると、次のご相談の役に立ちます。無視されるより、ずっとありがたい選択です。
進めることになった1ヶ月目に何が起きるかは、別の記事にまとめました。GA4分析に絞った「頼むと何がどこまで見てもらえるのか」も、こちらに書いています。

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事前準備は要らない、聞くのは3つだけ、こちらから3種類の資料をお出しする——ここまで先に見えていれば、電話やLINEのボタンの手前で止まる理由は少なくなるはずです。
「まず何ができるか、聞いてみるだけ」——それだけの用件で、遠慮なくお声がけください。
この記事を書いた人
Masaharu Ishimoto(御縁 GROWTH)
上級ウェブ解析士 / 御縁 GROWTH 代表
GA4分析・AI検索(GEO)対策・サイト制作・公式LINE構築・現場事務所のバックオフィス支援まで、業種を問わず「本業に集中できる状態」を作るための実務支援をしています。
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