業務の洗い出し方。仕事を「入れる・作業・出す」の3つの箱に分けると、AIに任せる所が見える

仕事を書き出したら40個。どれをAIに任せればいい?

AIを入れようと決めた会社で、よく聞く声です。

  • 「会社の仕事を全部書き出したら、40個もあった」
  • 「どれも、ちょっとずつAIに任せられそうで、決められない」
  • 「どこから手をつければ得をするのか、わからない」

結論から言うと、仕事を「入れる・作業・出す」の3つの箱に分けて見ると、AIに任せられる所がはっきり見えてきます。YouTube「会社のAI導入講座」第13回と同じ内容です。

▶ 動画:業務の洗い出し方:仕事を「入れる・作業・出す」に分ける(会社のAI導入講座 #13)


どんな仕事も、3つの箱に分けられる

  • 入れる:材料が届くところ
  • 作業:手を動かすところ
  • 出す:誰かに渡すところ

社長の「毎月の請求書チェック」で見てみます。

  • 入れる:業者さんからの請求書(紙・PDF・FAX)と、注文書・工事の台帳
  • 作業:請求書と注文書の金額と数量を突き合わせて、違う所に印をつける
  • 出す:支払いの一覧を経理に渡す。違う所の問い合わせを業者さんに送る

どんな仕事も、この3つに分かれます。


箱ごとに、書くことは3つ

1. 入れるの箱:何が・どんな形で(紙か、写真か、電話か)・誰から届くか

2. 作業の箱:手順と、決まり通りにできるか・判断が要るか。そして何分かかるか(前回の第12回で測った時間をここに書きます)

3. 出すの箱:何を・誰に・どの形で渡すか。そして確かめる人は誰か

時間まで書くと、どの箱が重いかがすぐわかります。


AIが効くのは、どこ?

  • 入れるの箱:紙・写真・PDFなど、バラバラの形を読み取ってそろえるのは、AIの得意なところです
  • 作業の箱:決まり通りにできる所は任せられます。判断が要る所は、人が持ちます
  • 出すの箱:下書きまではAI。送る・払う、は人です

手をつける順番は、時間がいちばん多い箱から。そこが、いちばん得をする所です。


【実物】Claude Codeで、手順を3つの箱の表にする

社長に、請求書チェックの手順を話し言葉のまま書いてもらいます。きれいな文でなくて大丈夫です。それを、そのままAIに渡します。

### コピーして使える頼み方

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この手順を、入れる・作業・出すの3つの表にして。

行ごとに、かかる時間と、AIに向くかを ○・△・× で。

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できあがった表を見ると、入れるの箱(集めて打ち直す所)に、時間の半分がかかっていました。最初にAIに任せるのは、請求書を読み取ってそろえる所です。

ただし、AIの付けた ○・× はあくまで案です。最後は、仕事をよく知る人が見て決めます。


箱分けで、気をつけること3つ

1. 細かく分けすぎない。1つの仕事は箱3つ、1つの箱は3行まで。まずは、ざっくりで十分です。

2. 頭の中の「なんとなくの確認」を見落とさない。ベテランが無意識にしている確認も、作業の箱に1行書きます。

3. 出すの箱には、必ず人の確認を残す。送るボタン・払うボタンは、AIに押させません(第9回の「はい」の出し方と同じです)。

分けるのは、AIに丸投げするためではなく、人とAIの受け持ちを決めるためです。


まとめ

1. どんな仕事も、入れる・作業・出すの3つの箱に分けられる

2. 箱ごとに、何が・どう・誰にと、かかる時間を書く

3. 時間が多い箱の、決まり通りの所からAIへ。出すの箱には人の確認を残す

### 30秒だけ、考えてみてください

あなたの会社で、いちばん時間がかかっている仕事を1つ選んで、入れる・作業・出すの箱に1行ずつ書いてみてください。どの箱が、いちばん重いでしょう。


仕事の3つの箱シート(無料)

仕事を3つの箱に分けて、中身とかかる時間を書き込み、AIに任せる所に印をつけられるシートを用意しました。スマホでもパソコンでも書き込めて、PDF版もあります。

AIと会社の道具をつなぐ話は、前回の記事「MCPとは?AIと会社の道具をつなぐしくみ」からどうぞ。


同じ困りごとなら、代わりにやります

「仕事の洗い出しから、手伝ってほしい」

「どの仕事をAIに任せればいいか、外の目で決めてほしい」

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▶ 事業の詳しい内容:AIエージェント企業支援事業(御縁)

▶ サービス一覧:御縁のサービス


参考データ・関連記事

  • YouTube「会社のAI導入講座」#13 仕事を「入れる・作業・出す」に分ける

https://youtu.be/yMjwpq-hwkw

  • 仕事の3つの箱シート(無料・PDFあり)

https://goen-growth.com/ai-kouza/sheet-13/

次回は、「AIの前に業務を見直す」です。やめる・まとめる・入れ替える・簡単にする。4つの問いで、AIに渡す前に仕事を軽くするお話です。

質問は、コメントへどうぞ。次の記事で答えます。

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この記事は、noteでも公開しています。▶ noteで読む(石本政晴・AIで困りごと解決)