AIに最初の質問をしてみよう。無料で始める3つの手順

「登録の画面で、もう止まってしまう」

「登録の画面で、もう止まってしまう」

前回の記事で、「試した回数ノート」の話をしました。

「1日目から、一緒に始めましょう」と締めくくりました。

すると、こんな声が返ってきます。

  • 「登録の画面で、もう止まってしまう」
  • 「メールアドレスを入れるところで、これ本当に大丈夫かな、と手が止まる」
  • 「無料と書いてあっても、あとでお金を取られないか心配」

数字を見ても、これは特別なことではありません。

総務省の調べ(令和7年版 情報通信白書)では、生成AIを使わない理由として「使い方がわからない」が38.6%でした。

使いたい気持ちはあっても、最初の一歩で止まってしまう人が、これだけ多いのです。

今日は、その一歩をこえます。

無料で、3つの手順で、AIに最初の質問をするところまで、一緒にやります。

▶ 関連:総務省「令和7年版 情報通信白書」個人におけるAI利用の現状


まずは1つだけ。ChatGPTから始める

まずは1つだけ。ChatGPTから始める

AIは、いろいろな会社から出ています。ChatGPT、Claude(クロード)、Gemini(ジェミニ)。名前を聞いたことがある方も多いと思います。

どれから始めるか迷ったら、まずはChatGPTでいいです。

使っている人が一番多く、日本語の情報も一番多い。困ったときに「ChatGPT ログインできない」で調べれば、答えが見つかります。

3つとも無料版があります。クレジットカードを登録する必要は、ありません。

最初は無料で試して、「これは使う」と思ったときだけ、月2,000〜3,000円ほどの有料版に上げれば十分です。

大事なのは、1つだけを選ぶことです。

3つ同時に触ると、名前もボタンの位置も違って、混乱します。1つに絞って、まずそこで話しかけてみる。慣れてから、次を試せばいい。

▶ 関連:ChatGPT(OpenAI)


3つの手順で、5分で終わる

3つの手順で、5分で終わる

やることは、3つだけです。上から順に、下のとおりに触ってください。

手順1:ページを開く

スマホでもパソコンでも、どちらでも大丈夫です。ブラウザ(Chrome、Safari、Edgeなど、いつも見ているアプリ)を開いて、アドレスの欄に `chatgpt.com` と入れます。

最初の画面に、白い箱と「メッセージを送信する」と書かれた入力欄が出てきます。この箱が、AIに話しかける場所です。

手順2:アカウントを作る

画面の右上に、「ログイン」「登録する」というボタンが並んでいます。「登録する(Sign up)」を押します。

次の画面で、3つの入り口が出てきます。

  • メールアドレスで登録
  • Googleアカウントで続ける
  • Appleアカウントで続ける

いつも使っているGoogleかAppleのアカウントがあれば、それを選ぶのが一番早いです。ボタン1回で登録が終わります。

メールアドレスで登録すると、確認のメールが届きます。そのメールの中の「メールアドレスを確認する」というリンクを押せば、登録は完了です。

登録の途中で、名前と生年月日を聞かれます。ここは本名でも構いません。生年月日は、13歳未満の人は使えない決まりがあるので、正しく入れます。

手順3:話しかける

登録が終わると、最初の画面に戻ります。下の入力欄をクリックして、文字を入れ、右にある矢印(↑)のボタンを押す。これだけです。

「こんにちは」と入れて送るだけで、AIから返事が返ってきます。

はじめて返事が来た瞬間、多くの人が「あ、本当に返ってきた」と少し驚きます。この驚きが、次に続きます。

▶ 関連:毎日AIに使う3つの型 —— プロンプトの土台・チェック手順・引き継ぎメモ


最初のひと言は、仕事の話じゃなくていい

最初のひと言は、仕事の話じゃなくていい

登録が終わったあと、多くの人がここで止まります。

「せっかく登録したのだから、何かちゃんとした質問をしないと」と、身がまえてしまうのです。

でも、その必要はありません。

最初のひと言は、仕事の話じゃなくていい。

AIに話しかけるのは、駅で人に道を聞くのと同じです。「新潟駅はどっちですか」と聞けば、答えが返ってくる。それだけです。名刺を出す必要も、話し方を整える必要もありません。

思いついたことを、そのまま入れてみてください。

「今日の夜ごはん、何がいいかな」でも、「肩こりが治らない」でも、「新潟のおすすめの温泉は?」でも構いません。返事は、ちゃんと返ってきます。

大事なのは、話しかけた回数を1つ増やすことです。

中身の善し悪しは、あとで気にすればいい。まず、今日、1回。試した回数ノートの「1日目」に、■を書き込む。それだけです。

▶ 関連:AIを業務に入れるとき、最初に渡すべき仕事の選び方


【実物】最初に聞く質問5つ + 3手順チェック表

それでも「何を聞けばいいか、まったく思いつかない」という方のために、そのままコピーして使える質問を5つ用意しました。

質問1:あいさつ

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こんにちは。はじめて話しかけます。あなたはどんなことができますか? 3つだけ教えてください。

“`

質問2:日常の相談

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週末、家族で行ける新潟の観光地を、3つおしえてください。子どもは小学生です。

“`

(住んでいる地域と、一緒に行く人に変えてください)

質問3:言葉を調べる

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「AIエージェント」を、AIを知らない人にもわかる言葉で、3行で説明してください。

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質問4:文章を書いてもらう

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明日、久しぶりに会う知り合いに送るメールを、下書きしてください。相手は取引先の社長です。用件は「近況の報告と、次に会いたい」の2つだけです。

“`

質問5:答えを短くしてもらう

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(質問4の答えが出たあと、続けて)もっと短く、3行にしてください。

“`

質問5がポイントです。AIの答えは、聞き直せるのです。「もっと短く」「もっとかんたんに」「もっとていねいに」と続けて話しかけると、答えが変わっていきます。ここに気づくと、AIとの会話が楽になります。

3手順チェック表

下の表をスマホのメモに貼って、終わった項目に■を入れてください。

“`

□ 手順1:chatgpt.com を開いた

□ 手順2:Google/Apple/メールアドレスで登録した

□ 手順3:「こんにちは」と話しかけて、返事が返ってきた

□ 質問1〜5のうち、少なくとも1つを試した

□ 「試した回数ノート」の1日目に■を入れた

“`

ここまで終わったら、あなたは今日、AIに話しかけた1人です。

「まだ一度も試していない人」から、1歩、前に出ました。

▶ 関連:AI導入で最初に必要なのは、ツール選定ではなく「渡す情報の棚卸し」


同じ困りごとなら、代わりにやります

「自分で登録するのは、まだこわい」

「社員に使わせたいけど、教える自信がない」

「会社のパソコンで登録していいのか、わからない」

そんな社長は、私に任せてください。

登録の手順、社内で使うときの決めごと、最初の質問の例まで、まとめてお渡しします。

その困りごと、AIで解決します。

御縁の事業:DXとAX(AIトランスフォーメーション)

御縁は、中小企業のDX(紙と手作業を、デジタルに整える)とAX(AIが仕事を回す会社にする)を、社長の右腕として引き受けています。

バックオフィスのAI化・業務ツールづくり、数字の分析、ホームページ・動画・AI検索対策まで。1社ずつ、本業に集中できる仕組みにします。

▶ 事業の詳しい内容:AIエージェント企業支援事業(御縁)

▶ サービス一覧:御縁のサービス

▶ 関連:御縁に相談すると、最初の1ヶ月で何が起きるのか


参考データ・関連記事

  • 総務省「令和7年版 情報通信白書」テキスト生成AIサービスを利用しない理由(日本)— 「使い方がわからない」38.6%、「自分の生活や業務に必要ない」40.4%

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112210.html

  • ChatGPT(OpenAI)公式:無料で登録できる入り口

https://chatgpt.com/

  • 前回の記事:「中年から始めても遅い」は、AIには当てはまらない。スタートは、みんな2022年

https://note.com/goen_ishimoto/n/n892196c70338

次回は、「お礼メールやあいさつ文を、AIに下書きしてもらう」です。

今日試した「質問4」を、もっと使いやすい形にしていきます。

質問は、コメントへどうぞ。次の記事で答えます。

「うちの会社でも、今からAIを始められる?」という相談は、LINEで受け付けています(30分無料)。

▶ https://lin.ee/S9bBejs

御縁 代表 石本政晴

この記事は、noteでも公開しています。▶ noteで読む(石本政晴・AIで困りごと解決)

「中年から始めても遅い」は、AIには当てはまらない。スタートは、みんな2022年

「もう年だから、AIは若い人に任せる」

「もう年だから、AIは若い人に任せる」

AIの話をすると、よくこんな言葉を聞きます。

  • 「もう年だから、新しいことは覚えられない」
  • 「AIは若い人のもの。うちは若い社員に任せる」
  • 「今から始めても、もう遅いでしょう」

数字を見ると、そう思う気持ちもわかります。

総務省の調べ(令和7年版 情報通信白書)では、生成AIを使ったことがある人は、20代で44.7%。50代は19.9%、60代は15.5%です。

使わない理由では「使い方がわからない」が38.6%でした。

でも、同じ調べには、おもしろい数字もあります。

40代は29.6%。30代の23.8%より、40代のほうが多く使っているのです。

年齢で決まるなら、こうはなりません。

今日は、40代でAIを始めた私が、「遅い」とは思わない理由をお話しします。

▶ 関連:総務省「令和7年版 情報通信白書」個人におけるAI利用の現状


AIが出たのは2022年。スタートは、みんな一緒

AIが出たのは2022年。スタートは、みんな一緒

前回お話ししたとおり、今のようにだれでも話しかけられるAIが出てきたのは、2022年11月です。

ここが、ほかの勉強とちがうところです。

英語もパソコンも、若いころから続けてきた人が有利です。何十年分の差がついています。

でも、AIは違います。

20歳の大学生も、45歳の社長も、始まったのは同じ2022年。

だれにも「10年の経験」はありません。

中年から始めても遅い。そういう話は、よく聞きます。

でも、このAIについては、そうじゃない。

スタートは、若かろうが一緒です。

▶ 関連:AIは、いつからあるの?「チャット」と「エージェント」は、何がちがうのか


私は2022年から、試してきた

私は2022年から、試してきた

私は、AIが出た2022年から、いろいろなツールにお金を払って試してきました。

文章、画像、動画、声、調べもの、資料づくり。うまくいったものも、すぐにやめたものもあります。

そして、AIエージェント(あなたの代わりに仕事をしてくれるAI)が出てきたとき、衝撃を受けました。

これは、今すぐ学ばないといけない。直感でそう思いました。

独学から始めて、オンラインスクールで学び、試験を受けて資格も取りました。

今も、毎日新しい情報を追いかけながら、学び続けています。

正直に言います。

AIエージェントでの学びは、若者や大学生、社会人より先に進んでいると確信しています。

だからこそ、自信は計りきれません。根拠はありません。

でも、試してきた回数だけは、だれにも負けないと思っています。

▶ 関連:AIに任せてよかった仕事・任せられなかった仕事 —— 自社で試して分かった6つの線引き


差がつくのは、年齢ではなく「試した回数」

差がつくのは、年齢ではなく「試した回数」

AIは、教科書を読んで覚えるものではありません。

話しかけて、返ってきた答えを見て、また聞き直す。

この回数が多い人ほど、上手に使えるようになります。

これは、若い人でも、年を重ねた人でも同じです。

むしろ、仕事の経験が長い人には強みがあります。

「この書類は、何のためにあるのか」「お客さまは、何に困っているのか」。

AIに何を頼めばいいかを知っているのは、仕事を長くやってきた人だからです。

この記事の教訓は、ひとつです。

差がつくのは年齢ではなく、試した回数。

▶ 関連:「ChatGPTは使っている」の次にやると効くこと —— 社内の型をAIに毎回渡す仕組み


これから来る時代。だから、学びは止めない

これから来る時代。だから、学びは止めない

AIは、まだ始まったばかりです。

これから、よく聞くようになる言葉を3つだけ、やさしく説明します。

  • フィジカルAI:体を持って動くAI。ロボットの体に入って、ものを運んだり、作業をしたりする
  • AGI(エージーアイ):人と同じくらい、いろいろなことができるAI
  • ASI(エーエスアイ):人の力を、はるかに超えるAI

いつ来るのかは、だれにもわかりません。

でも私は、その時代が来ると信じています。

だからこそ、学びは止めません。

2022年に始まったこの流れは、これからもっと大きくなります。今日始めた人も、明日始めた人も、まだ「最初の数年」の中にいます。

▶ 関連:AIを業務に入れるとき、最初に渡すべき仕事の選び方


【実物】今日から数える「試した回数ノート」

【実物】今日から数える「試した回数ノート」

年齢は変えられません。でも、回数は今日から増やせます。

下の表をスマホのメモに貼って、AIに1回話しかけたら、□を■に変えてください。

使い方

1. スマホのメモ(iPhoneなら「メモ」、Androidなら「Keep」)を開く

2. 下の表をそのまま貼る

3. AIに1回聞いたら、その日の□を■にする。聞いたことを一言だけ書く

1週目:まず話しかける

□1日目 □2日目 □3日目 □4日目 □5日目 □6日目 □7日目

2週目:仕事のことを1つ聞く

□8日目 □9日目 □10日目 □11日目 □12日目 □13日目 □14日目

3週目:答えを聞き直す(「もっと短く」「もっとかんたんに」)

□15日目 □16日目 □17日目 □18日目 □19日目 □20日目 □21日目

4週目:毎週くり返す仕事を、AIに手伝ってもらう

□22日目 □23日目 □24日目 □25日目 □26日目 □27日目 □28日目 □29日目 □30日目

30日で、30回。

それだけで、「まだ一度も試していない人」より、30回先に進んでいます。

▶ 関連:AIに任せた仕事が、8日間ぜんぶ空振りしていた。「完了」の表示を信じてはいけない理由


同じ困りごとなら、代わりにやります

同じ困りごとなら、代わりにやります

「始めたいけど、何を聞けばいいかわからない」

「社員に使わせたいけど、自分がわからないから教えられない」

そんな社長は、私に任せてください。

40代から始めて、試した回数を積み上げてきた私だから、最初につまずくところがわかります。

その困りごと、AIで解決します。

御縁の事業:DXとAX(AIトランスフォーメーション)

御縁は、中小企業のDX(紙と手作業を、デジタルに整える)とAX(AIが仕事を回す会社にする)を、社長の右腕として引き受けています。

バックオフィスのAI化・業務ツールづくり、数字の分析、ホームページ・動画・AI検索対策まで。1社ずつ、本業に集中できる仕組みにします。

▶ 事業の詳しい内容:AIエージェント企業支援事業(御縁)

▶ サービス一覧:御縁のサービス

▶ 関連:御縁に相談すると、最初の1ヶ月で何が起きるのか


参考データ・関連記事

  • 総務省「令和7年版 情報通信白書」生成AIサービス利用経験(年代別、日本)— 20代44.7%、30代23.8%、40代29.6%、50代19.9%、60代15.5%

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112210.html

  • 総務省「令和7年版 情報通信白書」テキスト生成AIサービスを利用しない理由(日本)— 「使い方がわからない」38.6%、「自分の生活や業務に必要ない」40.4%

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112210.html

  • 前回の記事:AIは、いつからあるの?「チャット」と「エージェント」は、何がちがうのか

https://note.com/goen_ishimoto/n/n17ad651b0f08

次回は、「AIに最初の質問をしてみよう。無料で始める3つの手順」です。

今日の「試した回数ノート」の1日目を、一緒に始めましょう。

質問は、コメントへどうぞ。次の記事で答えます。

「うちの会社でも、今からAIを始められる?」という相談は、LINEで受け付けています(30分無料)。

▶ https://lin.ee/S9bBejs

御縁 代表 石本政晴

この記事は、noteでも公開しています。▶ noteで読む(石本政晴・AIで困りごと解決)

AIは、いつからあるの?「チャット」と「エージェント」は、何がちがうのか

「AIの言っていることが、わからないまま使っている」

「AIの言っていることが、わからないまま使っている」

AIについて書かれた記事のコメント欄を読んでいると、こんな声に出会います。

  • 「AIの言っていることが、わからないまま使っています。便利すぎて、やめられない」
  • 「アルファベットの略語が多すぎて、ついていけない」
  • 「親戚に『お前もAIに仕事を奪われるんじゃないか』と言われた」

わからないのは、あなただけではありません。

総務省の調べ(令和7年版 情報通信白書)では、生成AIを使ったことがある人は、日本では26.7%。アメリカは68.8%、中国は81.2%です。使わない理由には「使い方がわからない」が挙がっています。

今日は、専門用語をできるだけ使わずに、2つのことだけお話しします。

1. AIは、いつ、どうやって私たちの前に出てきたのか

2. よく聞く「チャット」と「エージェント」は、何がちがうのか

▶ 関連:総務省「令和7年版 情報通信白書」個人におけるAI利用の現状


2022年11月30日、AIが「しゃべる」ようになった

2022年11月30日、AIが「しゃべる」ようになった

始まりは、2022年11月30日です。

アメリカのOpenAI(オープンエーアイ)という会社が、ChatGPT(チャットジーピーティー)を公開しました。

「チャット」は、LINEのような文字でのおしゃべりのことです。

画面に質問を打ちこむと、AIが人間のような文章で答えてくれます。

  • 「お礼のメールの文を考えて」→ 文章を書いてくれる
  • 「この言葉の意味を、小学生にもわかるように教えて」→ やさしく言いかえてくれる

それまでのAIは、専門家が使う「道具」でした。

ChatGPTは、だれでも、ふつうの言葉で話しかけられるAIだったのです。

そのあと、Claude(クロード)やGemini(ジェミニ)など、ほかの会社のAIチャットも次々に登場しました。

▶ 関連:「ChatGPTは使っている」の次にやると効くこと —— 社内の型をAIに毎回渡す仕組み


チャットの役割:聞けば答える。でも、手は動かさない

チャットの役割:聞けば答える。でも、手は動かさない

チャットのAIは、質問に答えてくれる、物知りな先生のようなものです。

夜中でも、同じ質問を10回しても、いやな顔をせずに答えてくれます。

ただし、先生は答えを教えてくれるだけです。

たとえば「見積書の文を考えて」と頼むと、文章は書いてくれます。

でも、それをExcelに貼る、メールで送る、ファイルに保存する。そこから先は、全部あなたの仕事です。

もう1つ、大事な注意があります。

チャットのAIは、ときどきまちがった答えを、自信たっぷりに言います。

数字や名前は、自分の目で確かめてください。

▶ 関連:AIに任せて事故りかけた話 —— 数字と固有名詞は人が確認する


2025年、AIが「働く」ようになった

2025年、AIが「働く」ようになった

次の大きな変化が、エージェントです。

エージェントは英語で「代理人」。あなたの代わりに、仕事をしてくれる人という意味です。

2025年2月24日、Anthropic(アンソロピック)という会社が「Claude Code(クロードコード)」を発表しました。

同じ年の7月17日には、OpenAIも「ChatGPT agent(エージェント)」を発表しています。

チャットとのちがいは、手を動かすかどうかです。

エージェントに「この資料をまとめて、表にして、ファイルに保存しておいて」と頼むと、

1. 自分で調べて

2. 自分で作って

3. できたかどうかを自分で確かめて

最後まで、やってくれます。

チャットが「先生」なら、エージェントは頼んだ仕事を最後までやってくれる、お手伝いさんです。

▶ 関連:AIを業務に入れるとき、最初に渡すべき仕事の選び方


私が2022年から、課金して試してきたこと

私が2022年から、課金して試してきたこと

私がAIにお金を払い始めたのは、2022年です。

最初は仕事ではなく、「これは何ができるんだろう」という好奇心でした。

文章だけでなく、画像(Midjourney)、動画(Runway、HeyGen)、声(VOICEVOX)、調べもの(Perplexity)、資料(Gamma、NotebookLM)。

たくさんのツールに課金して、ひとつずつ触ってきました。

そして、エージェントが出てきたとき、衝撃を受けました。

「聞けば答えるAI」が、「頼めば働くAI」に変わったからです。

これは、すぐに学ばないといけない。直感で、そう思いました。

独学から始めて、オンラインスクールで学び、試験を受けて資格も取りながら、毎日新しい情報を追いかけました。

今、私の会社では、エージェントが毎晩働いています。

記事の下書きと挿絵を作り、朝には「本当に終わったか」を点検して知らせてくれます。

2022年の好奇心が、今は仕事になっています。

▶ 関連:AIに任せてよかった仕事・任せられなかった仕事 —— 自社で試して分かった6つの線引き


【実物】「チャットとエージェント、どっちに頼む?」早見表

【実物】「チャットとエージェント、どっちに頼む?」早見表

迷ったら、この表を見てください。

スマホのメモに貼っておくと、いつでも見られます。

チャットに向いていること(聞く相手)

  • □ 言葉の意味を聞く・やさしく言いかえてもらう
  • □ メールやあいさつ文の下書きを考えてもらう
  • □ アイデアを出してもらう(イベント案、商品名など)

エージェントに向いていること(任せる相手)

  • □ 毎日・毎週くり返す作業(集計、報告書、記録)
  • □ いくつもの手順がある作業(調べる→表にする→保存する)
  • □ 夜のうちに終わらせておきたい作業

まだ人がやること

  • □ 最後の確認(数字・名前・日付)
  • □ お客さまに出すかどうかの判断

今日できる、最初の一言

パソコンかスマホで chatgpt.com を開き、画面の下の入力らんに、次の文をそのまま貼ってください。

「私は○○の仕事をしています。毎日の仕事の中で、AIに手伝ってもらえそうなことを、わかりやすい言葉で5つ教えてください」

○○に、あなたの仕事(例:工務店の社長、美容室の店長)を入れるだけです。

この表の教訓は、ひとつです。

チャットは「聞く相手」、エージェントは「任せる相手」。

▶ 関連:AIに任せた仕事が、8日間ぜんぶ空振りしていた。「完了」の表示を信じてはいけない理由


同じ困りごとなら、代わりにやります

同じ困りごとなら、代わりにやります

「表を見ても、うちの仕事のどこに使えるのかわからない」

「エージェントに任せてみたいけど、何から始めればいいかわからない」

そんな社長は、私に任せてください。

チャットで済むこと、エージェントに任せること、人が残すこと。会社の仕事を一緒に分けるところから、引き受けます。

その困りごと、AIで解決します。

御縁の事業:DXとAX(AIトランスフォーメーション)

御縁は、中小企業のDX(紙と手作業を、デジタルに整える)とAX(AIが仕事を回す会社にする)を、社長の右腕として引き受けています。

バックオフィスのAI化・業務ツールづくり、数字の分析、ホームページ・動画・AI検索対策まで。1社ずつ、本業に集中できる仕組みにします。

▶ 事業の詳しい内容:AIエージェント企業支援事業(御縁)

▶ サービス一覧:御縁のサービス

▶ 関連:御縁に相談すると、最初の1ヶ月で何が起きるのか


参考データ・関連記事

  • 総務省「令和7年版 情報通信白書」個人におけるAI利用の現状 — 生成AIの利用経験:日本26.7%、米国68.8%、中国81.2%

https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r07/html/nd112210.html

  • OpenAI「Introducing ChatGPT」— 2022年11月30日の公開発表

https://openai.com/index/chatgpt/

  • Anthropic「Claude 3.7 Sonnet and Claude Code」— 2025年2月24日、Claude Codeの発表

https://www.anthropic.com/news/claude-3-7-sonnet

  • OpenAI「Introducing ChatGPT agent」— 2025年7月17日の発表

https://openai.com/index/introducing-chatgpt-agent/

  • 前回の記事:AIに任せた仕事が、8日間ぜんぶ空振りしていた。「完了」の表示を信じてはいけない理由

https://note.com/goen_ishimoto/n/ncfdab29c957e

次回は、「『中年から始めても遅い』は、AIには当てはまらない」です。

AIが出たのは2022年。スタートは、みんな一緒です。40代で始めた私が、「遅い」とは思わない理由をお話しします。

質問は、コメントへどうぞ。次の記事で答えます。

「うちの仕事だと、何をAIに任せられる?」という相談は、LINEで受け付けています(30分無料)。

▶ https://lin.ee/S9bBejs

御縁 代表 石本政晴

この記事は、noteでも公開しています。▶ noteで読む(石本政晴・AIで困りごと解決)